2024年06月4日

大森林に囲まれたナイスリー邸 in ロックヘイブン ペンシルベニア州

米国ペンシルベニア州クリントン郡ロックヘイブンに建てられたダブテイルログハウス

The Knisely Home – Lock Haven, PA

ペンシルベニア州中央に位置するロックヘブンは、1833年に木材の町として始まり、川や運河を利用する伐採業者や船乗り、そして旅行者の安息の地として利用されていました。20世紀には、飛行機工場、製紙工場、大学などの中小企業が経済を牽引し、現在では約8,000人が暮らす町となっています。

そんな町に建てられたのが、延床面積348㎡・2階建て・リビング・ダイニング・キッチン・エンターテイメントルーム・書斎・2つの寝室からなるボブ・ティンバーレイク仕様のダブテイルログハウスとなります。

ナイスリー夫妻のストーリー

「旧ロッキー・ポイント・ロッジ」の購入

多くの人にとって、夢のログハウスを建てることは自分自身と家族の為です。しかし、ナイスリー夫妻にとってペンシルベニア州ロックヘイブンのこの場所にログハウスを建てることは、地域の歴史を保存する手助けをする為でもありました。

元々「ロッキー・ポイント・ロッジ」は、ボーイスカウト用のロッジとして1930年に建てられました。長年にわたり多くの役割を担ってたこの建物は、直近ではレストランとして使用されていました。

そんなある日、レストランが売りに出されるとの噂を耳にしたスコット氏は、すぐさまオーナーに連絡を取り付け、購入の意思を伝えたその6週間後には自分の所有物とすることになりました。

建物の強度検査と復興

「私たちはその土地と建物が大好きでした。しかし、修復できないほど損傷がひどかったのです。」と奥様のディニーンさんは言います。

旧ロッキー・ポイント・ロッジを購入した当初は、建物を修繕して住む予定の夫妻でしたが、地元のログハウス専門の工務店が建物の強度や状態を検査した際、約15センチのアイスピックがログ材を貫通してしまうほど悪い状態だという事が判明しました。

建物の修繕どころかリフォームすら出来ない事が分かった夫妻は、古い家に代わる新しい家を建てれるビルダーを探すことにしました。

多くの地元の人が、このロッジで過ごした子供時代の思い出を大切にしているため、ナイスリー夫妻は新しい建物をできるだけ元の建物に似せるべきだと考え、元の建物と同じ敷地面積を使ったデザインにすることにしました。

複数のログビルダーを回った後、夫妻はバージニア州にあるハースストーンホームが建てた家を見に行き、3,750平方フィートのデザインプラン「Robinson」をベースにして家を建てることに決めました。

タグ: / /

By ハースストーンホーム | 2024年06月4日

  • LINEで送る
  • Twitterで送る

その他の記事