ログハウスの階段特集 – ティンバーフレーム編【パート1】
ティンバーフレームの階段の中から厳選したデザインを紹介いたします。
Staircase Designs – Timber Frame Homes Ep1

「ティンバーフレームの階段特集」の記事一覧
- ログハウスの階段特集 – ティンバーフレーム編【パート1】
- ログハウスの階段特集 – ティンバーフレーム編【パート2】(2025年3月公開予定)
ロビー荘 in ブーン ノースカロライナ州

ティンバーフレームでは珍しく、原木の丸太を加工して作られたログ階段は、この家の中でも特に目を引く特徴のひとつです。階段や手すりなどの随所に丸太のログ材を使用することで、自然素材の持つ温かみを表現し、この家が一般的な木造住宅とは異なる「ログハウス」であることを強く印象づけています。この巧妙なデザインは、訪れる人々に独特の魅力を感じさせる仕掛けでもあります。
「訪れる方は皆、この階段と手すりについて興味を持ち、必ず質問してきます」とオーナーのダン氏は語ります。「一見すると、一つの木材をそのまま使っているように見えますが、実際には複数の木のピースを使用しています。これらを水とクランプで曲げて形を整え、ひとつの調和したデザインに仕上げたのです。これは単なる機能的な構造ではなく、まさに芸術品と言えるものになりました。」
この階段は、デザイン性と職人技が見事に融合した象徴的な存在となり、家全体の個性を引き立てるとともに、ログハウスの持つ特別な魅力を際立たせています。
スミス邸 in モーガントン ノースカロライナ州
建物の外観は白を基調とした明るく田園的な爽やかな印象を与える一方で、その内装は一転して、落ち着きと洗練を感じさせるシックなモダンデザインに仕上げられています。この対比が生む独特の魅力が、建物全体に奥深さと品格を与えています。
内部に採用されたティンバーフレームの階段も、こうしたデザインコンセプトに基づき、全体の調和を重視した仕上がりとなっています。素材感や色合いが細部にまで計算され、空間全体との一体感を見事に演出しています。このように、外観と内装のコントラストだけでなく、空間全体の統一感にもこだわった設計が、この建物の洗練された魅力をさらに際立たせています。

スリーピークリークぶどう農園 in フェアマウント イリノイ州


このスケルトン階段は、ティンバーフレーム造りのワイナリー施設で使用されている構造材と同じログ材を用いて製作されています。そのため、施設全体のデザインに調和し、統一感のある仕上がりとなっています。ログ材特有の温かみと力強さが階段にも引き継がれており、機能性だけでなく、視覚的なアクセントとしても空間を引き立てています。この階段は、素材選びから設計に至るまで、ワイナリー全体の雰囲気を深めるための細やかな配慮が反映された象徴的な要素となっています。
リー邸 in ロシアダ ニューメキシコ州

建物の中央部に設置されたこの階段は、ティンバーフレームの堅牢で美しい構造と、折り返し階段の優雅なデザインが見事に融合した存在感あふれる造りとなっています。建築全体の骨組みを引き立てるように巧妙に配置され、まるでアート作品のように空間の中心的な役割を担っています。その構造美は圧巻で、木材の質感や細部に至るまでの丁寧な仕上げが、機能性とデザイン性を完璧に調和させています。この階段を目にした人は、自然とその美しさに見とれてしまうことでしょう。
ソロモン邸 in ヘンダーソンビル ノースカロライナ州

この階段には、手すり子にワイヤーを用いたデザインが採用されています。ワイヤーを組み合わせることで、見た目が軽やかで洗練された印象を与えると同時に、安全性もしっかりと確保されています。このスタイルは、シンプルながらもモダンなアクセントとなり、階段全体に開放感をもたらしています。また、周囲のインテリアや建築デザインとも美しく調和し、細部にまでこだわりが感じられる仕上がりとなっています。