エイジング加工のログを使ったハイブリットなジャクソン邸 in ハイランズ ノースカロライナ州
米国ノースカロライナ州メイコン郡ハイランズに建つティンバーフレームとダブテイルログのハイブリットハウス
The Jackson Home – Highlands, NC
ノースカロライナ州西部に位置するハイランズにあるラヴェネル湖の湖畔に建てられたティンバーフレームとダブテイルログを合体させたハイブリット・ログハウスを紹介いたします。
ハイランズ(Highlands)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州西部にある町で、アパラチア山脈のブルーリッジ山脈の中に位置し、その美しい自然景観と豊かな野生生物で知られています。標高は約1,255メートルで、その高い標高にちなんでハイランズと名付けられました。夏は涼しく快適な気候が魅力となっており、避暑地として多くの人々に人気があります。
ハイランズは、その自然の美しさを楽しむためのアウトドアアクティビティが豊富で、ハイキングやキャンプ、釣り、ゴルフなどが楽しめます。また、ハイランズには数多くの高級リゾートやレストラン、ショップがあり、観光客にとって魅力的な場所となっています。
町自体は小規模ですが、その美しい環境と魅力的な文化が人々を引きつけており、アートギャラリーや文化的イベントも多く開催されています。ハイランズは、自然愛好家やリラックスしたい人々にとって理想的な目的地です。
そのハイランズに2003年に建てられたのが、ティンバーフレームとダブテイルログを融合させた延床面積353㎡・2階建て・吹き向けリビング・キッチン・ダイニング・エンターテイメントルーム・主寝室を含む3つの寝室のハイブリット・ログハウスとなります。
ジャクソン夫妻のストーリー
スティーブ(Steve)氏とジュリー(Julie)さんは長年、南フロリダに位置するウェストパームビーチに住んでいましたが、夏季の暑さから逃れる避暑地が必要だと考え、ノースカロライナ州ブルーリッジ山脈にある湖のそばに土地を購入しました。この地を選んだ理由が、ジュリーさんが6歳の頃から祖父と一緒によくハイランズを訪れていた事にありました。
土地を購入後、担当の建築家であったデイヴィッド・パーメリー(David Parmelee)氏に推薦されたハースストーンについてリサーチを行い、数多くのハンドヒューン加工の角ログハウスを建ててきた実績とデイヴィッド氏が自らデザインしたログハウスの完成度に感銘を受け、ハースストーンを選びました。
ジュリーさんはウェストパームビーチにデザイン会社を持っており、ハースストーンのデザイナーであるクリス・ウッド(Chris Wood)氏とデイヴィッド氏の協力を得て、家の中に多くの特徴的な要素を取り入れました。
ラヴェネル湖が見える建物側に景観を楽しむ窓を設けて、その周りを大きなハンマービームのティンバーフレームが額縁のようになるように見えるように囲いました。
また、ティンバーフレームのログにハンドヒューン表面加工を施し、水練り漆喰による拭き取り塗装を行うことで、木目と削り痕を残しながらも白を基調とした独創的なインテリアに仕上げました。
ティンバーフレームの一部には、石造りの暖炉がある小さなダブテイルログのセクションが設けられ、山小屋のコージーな雰囲気と大きな柱と梁が生み出すラグジュアリーな雰囲気を取り入れた、独特で調和のとれた家が完成しました。
ジャクソン夫妻は最終的にこのティンバーフレームとダブテイルログのハイブリット・ログハウスを主な住居にすることを計画しており、ウェストパームビーチの家を離れるつもりです。湖畔のティンバーフレームのガゼボからの夕日が、ハリケーンや暑さ、忙しい生活よりも魅力的になってきているようです。