フェデラル様式の納屋 in オハイオ郡 ケンタッキー州
米国ケンタッキー州オハイオ郡の丘の上に建てられたティンバーフレーム
Federal stye of Barn – Ohio, KY
ケンタッキー州オハイオ郡の小高い丘の上に建てられたティンバーフレームは、フェデラル様式(連邦建築)の外観にデザインされた納屋となっています。
フェデラル様式(Federal Architecture)とは
18世紀後半から19世紀初頭にかけてアメリカで使われた建築様式で、古代ギリシャやローマの古典的建築の影響を受けたデザインで、しばしば政府や公共機関、銀行、教会などの建築物に用いられました。フェデラル様式の建築物には、次のような特徴があります。
対称的な正面外観
建物中央に玄関口があり、左右均等に同じ窓が設置された対称的なデザインになっています
パラディアン窓
3つの窓の中央の上部がアーチ型になっていて、その両脇の窓は若干細くなっている特徴を持つ
ペディメント
古典的な神殿形式の正面における重要な要素であり、開口部の頂部に用いられる切妻屋根の妻側屋根下部と水平材に囲まれた三角形の部分
ポルチコ
玄関前などにある歩道や広場に面した部分が、柱で支えられたり壁で囲まれたりと、奥まった形をしており、屋根が付いた廊下になります
ティンバーフレームで造ったフェデラル様式の納屋
トスカーナの新古典派建築に基づくクラシカルなポルチコを採用した納屋の柱には、インディアナ石灰岩、外壁にはケンタッキー州産の地元の岩石、そして建物の構造にはオークによるティンバーフレームを使っています。