【ビフォーアフター】リフォーム後のセカンドクリーク B&B in オーエンズビル ミズーリ州
米国ミズーリ州ガスコネイド郡オーエンズビルに建てられたダブテイルログハウスのリフォーム前後
Second Creek Bed & Breakfast – Owensville, MO
ミズーリ州東部のミシシッピ川とミズーリ川の合流点に位置する商工業都市であるセントルイス。そこから車で1時間半ほど西に向かった先にある、人口3,000人未満のオーエンズビル市に建てられた旧セカンドクリーク(現:レガシースプリングス)のリフォーム前後の様子を紹介します。
【BEFORE】セカンドクリーク ベッド & ブレックファスト (Second Creek Bed & breakfast)
東京ドーム12個分(約55ヘクタール)の広大な土地にてワイン農場を営んでいたウィルソン夫妻には、2つの目標がありました。それは、自らがデザインした質素で居心地の良いログハウスに住むこと。そして、その体験を他の人々と共有できる宿泊施設を運営することでした。
そんな夫妻が選んだのが、ハースストーンホームの迂曲したサイズの異なる角ログ材を採用した「ボブ・ティンバーレイク仕様」のダブテイルログハウスでした。
1999年に完成した2階建ての複合施設は、ゲストルームや共用スペースがあるメインハウスとウィルソン夫妻が生活するサブハウスから出来ており、延床面積は約604㎡あります。バスルームが付いた主寝室が5つあり、各部屋には暖炉又は薪ストーブが設置されていました。
2015年に「セカンドクリーク ベッド & ブレックファスト」の営業は終了し、土地と建物が売りに出されました。
【AFTER】レガシースプリングス邸 (Legacy Springs)
同年、旧「セカンドクリーク ベッド & ブレックファスト」を一目見て気に入ったチャップマン夫妻は、この土地にオアシスのような保養地を造るため購入を決定。
ボブ氏によれば「西部開拓時代のログハウスの雰囲気を思い浮かべさせる、質素で自然な空間を創造したかった。」との事。
建物自体のリフォームは購入前に既に行われていたため、ダブテイルログハウスの雰囲気にあったランドスケープ造りをするため、コロンビアの造園会社「Rost Landscaping」に依頼しました。
元々の敷地には、小さな2つの池と敷地の真ん中を流れるセカンドクリークという小川があるだけで、ほとんどが未開発の土地でした。そこで、この2つの池を統合して1.62ヘクタールの大きな湖を造り、数種類の魚を放流することにしました。
湖は井戸から水源が供給されており、総距離182メートル以上の水路を通って湖に流れ落ちて行きます。水路の経路は、建物後方から組み上げ、裏庭のパティオを通ってジャクジーの周りを沿うように家の正面に回り込み、低い水渡しの道路を下って、石橋の下を通って湖に戻る仕組みとなっています。