丘に建つ角ログハウスの動物病院
ダブテイルログハウスで造られた商業施設
ダブテイルログハウスで造られた商業施設
春先から秋にかけて、数十種類の季節の花が咲き誇り、花の香りで包まれるエントランス。
道路側に面したダブテイルの桁行き方向にも、多くの花が植えられてる
道路と反対側の南面の屋根には、処置室を明るく照らすために天窓が設けられている。
晴れた日には、遠くに大雪山系が一望でき、手前には一面に広がる畑を見下ろせる。
ウエスタンヘムロックの大断面には、熟練の職人による手斧加工が施されている。
エントランスドア前にあるポーチは、テーブルやイスなどを設けられるほどのスペースがある。
待合室の窓には、太めの窓枠を使ったフィックス窓を採用することで、風景画のような演出を施している。
入口を抜けると、施設内の雰囲気に合った無垢の木製カウンターが出迎えてくれる。
入口近くの待合スペースには、地元のナラ材で作られた長椅子が設置されている。
カウンター前の広い待合スペースには、開放感のある大きな窓から明かりが降り注ぐ。
天井にある大きなサイズの手斧加工された梁が、木の柔らかさを醸し出している。
診察室の出入り口に採用されている木製ドアは、米国製で自動閉鎖式になっている。
洗面台には、しっかりと手洗いが出来るように、大きな洗面ボウルとガラスタイルを使用。
サンドブラストされた角ログは、丸太のような圧迫感や手入れの必要も少なく、衛生面に気を配る施設にも適している。
X線室の壁の中には、安全面に考慮して、放射線を遮断する鉛板が入っている。
ペットの宿泊部屋には、不安を軽減する為、優しい自然光が入るように窓を設けてある。
【ログハウス施設データ】
- 所在地=北海道上川郡鷹栖町
- 敷地面積=369㎡
- 延べ床面積=166.68㎡/デッキ等=9.9㎡]
- 着工日=2005年04月
- 完成日=2005年10月
- 構法=丸太組み構法(ダブテイルノッチ)
- 使用ログ材=ウエスタンヘムロック(サイズ=152×355mm)
- 基礎=布基礎(外断熱)
- 外部仕上げ[屋根材=ガルバリウム鋼板/建具=木製扉・木製断熱サッシ/塗料=USAライフライン2回塗り・USAパーマチンク]
- 内部仕上げ[天井材=SPF材/内壁材=USAパーマチンク/床材=磁器タイル・塩ビシート/塗料=USAライフライン2回塗り]